Rue. SATOH

"市貝町シルバー人材センターの南西側に案内板がある (朝日屋正面から延びる道の先) が、そこから西側に進める場所は私有地感が強く立ち入りづらい。シルバー人材センターのある場所や、東円寺北西側の墓地も城趾のようだが、現在ではよく分からなくなっている。"

"那須資隆 (那須与一の父) の十男・千本為隆が建久年間に築いた千本城の支城の一つとされる城。比高 20m 程度の丘の上に設けられているが、曲輪らしい場所は山頂の主郭一つだけであり、城というより物見に近い印象。丘には同心円状に腰曲輪が設けられているのが特徴。主郭周囲には空堀と土塁が設けられており、一部には横矢の折れのような部分も残る。展望台からの眺望はなかなかのもので一見の価値あり。"

"佐竹氏の秋田移封で空いた茂木に、細川藤孝の次男・興元が 1610 年に 1 万石余で入って茂木藩が成立。当地に陣屋が築かれた結果、桔梗山上の茂木城は廃城となった。興元は 1616 年に筑波郡谷田部に加増を受け陣屋を谷田部に移したため、以後は谷田部藩となる。維新後の 1871 年に谷田部藩藩庁は再び茂木に移るが、同年の廃藩置県で廃藩。町民センター駐車場北西部に案内柱が立つが、遺構は残っていない。"

"北側から南に張り出した台地の先端部 (桔梗山) に築かれた城。八田知家が三男・知基が建久年間に築いたとされる。茂木保の地頭職に補任された知家は知基に地頭職を譲り、茂木の名字を名乗らせたという。茂木氏は 1556 年に佐竹氏に攻められた後はこれに臣従し、茂木城も佐竹氏の城となった。現在は公園化されているが曲輪や空堀がよく残っている。鏡ヶ池に向かう木橋の遊歩道部分は元は水濠だったらしい。"

"鹿島神社前横断歩道の傍に立つ。芳賀郡益子町は 1894 年に益子村が町制施行して成立。1954 年に七井村及び田野村と合併して新・益子町となる。"

"和食店の駐車場の壁際で、草に埋もれて立つ。芳賀郡市羽村は 1889 年に市塙、赤羽、上根、多田羅、石下、笹原田の各村が合併して成立 (村名は市塙村の「市」と赤羽村の「羽」に由来)。1954 年に小貝村と合併して市貝村 (村名は市羽村の「市」と小貝村の「貝」に由来) となり、1972 年に町制施行して市貝町となる。"